「現在セクハラを受けているが、本当にそうなのか悩んでいる」

「どこまでがセクハラでどこまでがそうでないのか知りたい」

という方は、非常に多いのではないかと推察します。

どこまでがセクハラで、どこまでがそうでないのか、具体的な事例で紹介してゆきます。

セクハラかどうかは受けた側がどう思うかが重要

考える女性良く言われる事で、皆さんもご存じと思いますが、セクハラは「相手がセクハラと思ったらセクハラである。」というものです。

はい、その通りです。

ただ、言葉通りであれば、どこまでがセクハラでどこまでがそうでないのか厳密に決める事が難しい、できないという事になります。

ただ、社会通念上、ここまではOK、ここからはダメというような線引きはある程度可能といえます。

ですので、最低限ここまではOKだが、人によってはダメという場合があるので、あくまで「最低ライン」という事で、以下の記事を読んでいただければと思います。

セクハラの具体的事例

会社でのイジメこの章では、セクハラの具体的事例について述べてゆきます。

あからさまに誰にでも分かるセクハラ行為はさておき、トラブルになりやすいグレーゾーンを中心にご説明していきたいと思います。

職場での具体的セクハラ事例

職場は、たくさんの社員が一緒に仕事をしている場所です。

そのため、あからさまなセクハラ行為は起きにくい場所でもあります。(もちろん隠れた場所で行われる場合は別ですが)

ただ、会社によっては公然と「セクハラ行為」に該当する事例があったりします。

良くあるのが、パワハラと合併しているケースですが、上司や優位的な立場にいる人が女性差別的な言動を恒常的に繰り返すようなケースです。

「女性は・・・」「女は・・・」という言葉を平気で会議や公的な発言で行います。

これがどうしてセクハラ・パワハラに該当するのでしょうか?

女性だから、という言葉は、「全人格」の否定と呼ばれるもので、女性だからダメだ、と言われてしまうと、当人はどうする事もできません。

性別は変えようもないからです。

こうした全人格的な否定を繰り返す上司は、女性に対する侮蔑的な感情に満ちており、仕事以外では「俺の愛人になれ」などの極端なセクハラ行為を行う悪質なケースが多いです。

このような環境を許している会社自体の問題もとても大きいですので、すぐさま「転職」を決断する事が最善の策と言えるでしょう。

また、最近「環境型」と呼ばれるものが話題になります。

良く出てくる事例が、会社のデスクにヌード写真を貼ってあるものや、女性の隣で(他の男性社員に向かって)「昨日の合コンの相手まじ良かったよなー。お持ち帰りしようとしたけど無理だった。」などの言動です。

こうした、当人に向けられてないような場合でも、職場環境が著しく阻害され、職務に影響する場合は「セクハラ」と認定されます。

ただ、デスクに何を貼ろうが個人の自由だし気にする方がどうかしている、男同士の会話(雑談)を勝手に聞いている方が悪い、などの言い分もある程度は理解できます。

ただ、社会的常識はどちらかというと、職場の環境をより良くしようという方向に向かいつつあります。

古い会社だと、デスクの周りはプライベート空間で、家族の写真はおろか、お気に入りのアイドル写真を飾ったり、ぬいぐるみであふれていたり、男性だと書類がうず高く積まれていて、その人が見えないなどの事例がありますが、現代的にはNGです。

むしろデスクの周りは、必要最小限度のものだけにして、いつでも移動できるようにしておくことが求められています。(書類関係は、戸棚にきっちりしまう。情報の漏洩やセキュリティー上の管理からも、こちらがベターと言われています。)

先ほどの会話も、女性が隣にいるのに職場内で、わざわざ合コンの話をしなくてもよいでしょう。

デリカシーがありませんし、私語になります。

これが昼休憩中の食堂内であれば問題なし、という事になるでしょう。

飲み会でのセクハラ事例

飲み会でのセクハラ行為は非常に多いです。

酔っ払って理性が飛んでいるので、そうした行為に及ぶ輩も多く、セクハラ常習犯の近くには座らない、その人がいる場合は飲み会に参加しないなどの予防策を行うだけでも効果はあります。

また、単独で行為を行ってくる場合、女性同士で連携しながら、やめさせる、上司の上司に相談するなどしてもよいでしょう。

悪質でやっかいなケースは、上司自体のセクハラ体質が、部署内に空気として蔓延しているケースです。

例えば、飲み会の余興などで「Aさん、Bさんキスしろー」みたいなノリの上司です。

これをやらないと「飲み会盛り下げるなよー」などと言い、その余興を実際やらせるような空気を作ってしまいます。

いちどこうしたタガを外してしまうと、後は底なしのセクハラ大会になってしまいます。

女性には大変厳しい状況といえるでしょう。

こうした事例は、男性優位の職場で起こりやすく、女性は少人数で声も上げられずに悩むケースも多いようです。

このような事態に至るという事は、やはり会社全体にそういった風土が蔓延しているといった方がよいでしょう。

改善策があるようであれば、実行するのも手ですが、辛いようであれば、やはりさっさと転職してしまう方がベターといえるでしょう。

たまに、女性をかわいがっているだけとか、向こうも好きでやっている、などと勘違いしている人もいますが、全く違います。

あなたが上司という立場であれば、どれほどの権力を持って行使しているか、部下はそれを簡単には断れない、という事を肝に銘じて欲しいと思います。

メール、lineでのセクハラ事例

メールやlineはセクハラの温床といってもよいでしょう。

ただ、個人的には良くそんな事できるよなー・・と思います。

というのは、セクハラ行為が文面としてばっちり残ってしまうからです。

女性がその気になり、しかるべき所に出れば、そのような証拠が明確に残っているので認定される事でしょう。

懲戒解雇や下手をすると賠償金まで請求されます。

また、会社から渡されたメールや携帯電話は、いつでも情報セキュリティーチームが閲覧できるようなシステムになっています。

いつでも監視しているわけではありませんが、セクハラを受けた側が申し出れば、ばっちり証拠が挙がり、総務部に連絡が行く事間違いありません。

こんな状況でセクハラメールを送る上司って・・・と個人的には思います。

ですので、セクハラを受ける側の予防策としては、会社から渡された公共のメールアドレスのみを相手に渡すようにしてください。

たまに個人携帯のメールや電話番号を聞く上司もいますが、下心が見え見えです。

きっぱり断る方が無難です。強制する権限がなく、強制すれば即セクハラ行為として認定されます。

また、メールのやりとりはどこまでがセクハラでどこまでがそうでないか分からないというケースがあります。

これは、次節で詳細を述べますが、ポイントは「仕事なのか、プライベートで業務に関係ないか?」で明確に区別できます。

こんな言動がセクハラ:言葉編

どんな言葉がセクハラでどんな言葉がそうでないのか、その明確な線引きは難しい場合がありますが、ポイントはいくつかあります。

一つは、女性蔑視の考え方がないか?です。「女性は・・」「女性だから・・」これはすべて女性という性でひとくくりにして、個人の技能、考え、尊厳を踏みにじる行為です。

もう一つは、プライベートに踏み込んでいないか?です。

いくつか事例を紹介しましょう。

Bさんは、体調不良で一日休んでしまいました。

上司のAさんは、「体調不良だってね、大丈夫?」と心配しています。

「はい、申し訳ありません。あまり体調が良くなく・・」「どこか悪い所があるの?」「・・・・」「・・・じゃ分からないよ?どこか悪いの?」「女性特有のあれでして・・」(Bさんは生理痛で苦しんでいました。)

このケースの場合、上司が部下のBさんに対して、業務に支障が無いのかどうか、病状を聞くのは必要な処置と言えます。

ただ、異性には言い出しづらい事もあるでしょう。

部下が言うのを渋っている以上、これ以上聞く事は良くありません。

本当に業務に支障があるようであれば部下の方から申し出があるかもしれませんし、連続して休むようであれば、再度聞いても良いのではないでしょうか?

セクハラ?そうでない?以前の問題として、同じ人間同士、気を遣ったり、配慮しながら業務を行うのは、当然とも思えます。

もう一つの事例です。

Aさんは、B社の面接を受けました。

その時質問事項として、「結婚の予定はありますか?」との質問を受けました。

「いいえ、ありません。」と答えると、「じゃあ、彼氏とかいるのかな?」という質問をされました。

Aさんは、これって関係ある質問なのかな?と思いつつ、答えるしかありませんでした。

このケースの場合、「結婚の予定はありますか?」は業務上必要な質問と言えます。

結婚によって大きく業務が変更される事があるからです。

ただ、彼氏がいるか?は業務に関係ないプライベートなのでNGです。

ただ、会社の意図として「結婚・出産後どうした働き方をするのか?」という部分が聞きたい場合がありますので、機先を制してなるべく「結婚したらこういうふうに働く」という事を細かく話しておくとよい予防策になります。

それでもなお、そういった事を聞いてくるようであれば、遠慮無く切り捨てましょう。(その場で、席を立ってしまってもよいでしょう。)

こんな言動がセクハラ:しぐさ、動作編

しぐさ、動作でよくグレーゾーンになるのは「どこまでのボディタッチが許容されるか?」という点です。

もちろん、おしりをさわる、足をつかむなどは論外ですが、肩たたき、頭をぽんぽんする、などがどこまで許容されるのかは難しい所です。

社会通念上は、相手を振り向かせるために、肩を指先でつつく、ぐらいまでです。

それ以外の目的(スキンシップなど)や、手のひらで肩をつかむは、やはりNGとなります。

ただ、これはもう、女性個人個人の反応を見て決めるしかありません。

個人的な体験では、後ろから声を掛けるだけで、びっくりされる、嫌な顔をされるという女性がいました。

この女性の場合、何かトラウマがあるのかもしれませんが、遠くから「○○さん~」と声を掛けながら近づくようにしていました。(決して後ろから声を掛けない。)

こうした個人個人の事情に配慮して、業務を行う事は、男性、女性関係なく当たり前の事と思います。

相手の不快な事をしない、というのは、セクハラ云々の前に「人間」として当然の事と考えましょう。

顧客からのセクハラはどうする?

最近、話題になっているのが、顧客からのセクハラ行為です。

これは多分、昔からかなりの頻度であったものだと思います。

ただ、上司に相談しても顧客との関係性を悪くできないので「みんなこの程度は我慢している。」という事で、みんな我慢させられていた、というのが本当の所でしょう。

最近、やっとこのタイプのセクハラに対して指摘がなされるようになってきましたが、現状はまだまだといった所でしょう。

こうした、悪しき慣習は、業界によってかなりの温度差があるものと思います。

こうした悪しき習慣が残っている業界というのは、ある意味先の展望が見えない業界かもしれません。

顧客は欲しいものを買い、会社は顧客が欲しいものを提供する。

この単純な原理に、過剰な接待やセクハラまがいの行為を行わなければいけない業界、またそれを野放しにしている会社はどこか無理していませんか?

もしかしたら、あなたが精神と体力をすり減らして尽くすほどの価値はもうないかもしれません。

基本的には、「転職」をお勧めします。

セクハラは最も卑劣な行為です。泣き寝入りせず、行動を!

上司が怖い女性セクハラは、受けた側を侮蔑し個人の尊厳を踏みにじる行為です。

「向こうも喜んでいる。」などという輩もいますが、とんでもないことです。

嫌な事は「止めてください。」ときっぱり言い切ることが必要です。

これでも止まない、相談しても自浄作用が見られない場合は、遠慮無く「転職」をお勧めします。

決して、泣き寝入りせず、行動を起こすようにしましょう。



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