上司が怖くて辞めると言えない時の対処法7つ

「会社を辞めたい」

「でも上司が怖い」

と思っているあなたへアドバイスします。

このまま辞められないのではないかと心配してませんか?

会社は一定の手続きをすれば必ず辞める事ができます。

ここでは上司が怖くて辞めると言い出せない時の対処方法についてまとめてみました。

上司の上司へ言う

直属上司とのうまが合わないなどで会社を辞めたい時は、直接その上司に辞めるという事を言いにくい場合もあります。

また、辞めると言ってしまう事で、更に関係が悪化してしまい、あなたの心が壊れてしまう可能性があります。

ですが、会社を辞める為には、上司へ退職したい事を言わないと話が成立しません。

そこで考えられるのが上司の上司に言うという手です。

上司の上司はあなたにとっても上司ですし、最終的に話が通らなければならない所ですので1つ上の上司を飛ばして願い出るという方法です。

これならば会社のルールとして間違いでは無いので、話もややこしくなる事も無いと思います。

会社を辞めたい時には、基本的には人事権を持つ上司=一般的には部長クラスへの申し出するというルールにしている会社が多い様ですので、課長とのうまが合わない場合は部長に、係長と馬が合わなくても部長に申し出れば良いと思います。

問題となってくるのは、部長を含めて上司全てと上手くいっていない時です。

こういう時は、上司以外の人を通す方法を考えるしかなさそうです。

人事部に直接訴える

仮に上司へ申し出た場合でも最終的には人事部を通ることになりますので、直接の上司を飛ばして人事に申し出るという方法もあります。

しかし、殆どの会社は社内規則で「職制上長に提出」する事になっていると思いますので、人事から直接の上司に言いなさいと言われる可能性もあります。

それでも、一度人事部から一言入れておいてもらうと、うまの合わなかった上司にも言い易くなるかもしれませんし、試す価値はありそうです。

あなたが言い難いと思っているのは、「言い出しにくい」という事だと思います。

話を一度してしまえば、後は、自分で踏ん切りも付くでしょう。

但し、人事部でも取り合ってもらえ無い場合もあるかもしれません。

そういう場合は更に他の方法を考えましょう。

労働組合に相談する

会社内で労働組合がある場合は、会社内の労働組合に申し出れば対処してもらえる可能性があります。

上司との関係が良くないので相談してみてほしいという事を伝えれば対応してくれるでしょう。

労働組合にも最終的には話を通さないといけないはずですので、言ってみる事で何かアドバイスを貰えるかもしれませんし、労働組合から言ってもらえるかもしれません。

社内に労働組合の無い会社の場合は外部の労働組合「ユニオン」などに相談してみるのも手の一つです。

ユニオンも労働組合ですので「団交」を会社側に申し込んだ場合に、会社は法律上応じなければならない事になっています。

ユニオンから言って貰うと言うのも手ですし、何か良い方法をアドバイスしてくれるかもしれません。

きっと力になってもらえるでしょう。

郵便で退職願を出す

上記の方法が全て上手くいかない、又は他の方法の方が良い場合は、郵便で退職願を出す方法があります。

労働法上では会社を辞めたい時は退職の願いを提出してから2週間後に退職が成立する旨規定されています。

直接上司に申し出ることができない場合や、組合でも取り合ってくれない場合は、郵便で退職願を出すのが有効です。

但し普通郵便や書留などで送った場合は、会社側に退職願が届いた事を知らん振りされた場合に、退職の願いをしたという事が証明ができませんので、内容証明郵便という方法で送ります。

内容証明郵便の書き方はネットなどで出ていますので、参考にして間違わないように書きましょう。

割り印が必要であったりして、結構書くのに面倒ではあります。

内容証明郵便は送達日(会社に届いた日)から2週間で有効となりますので、辞めたい日を計算して出すようにして下さい。

こういう方法で退職願を出した場合は、会社へ行きにくくなりますので、有給休暇が残っている場合は、極力消化して、郵便を出した後は会社へは行かない方が良いでしょう。

そして、実際に願いを出して2週間経ったならば、仕事の電話がかかっても応じないようにしてください。

弁護士に相談する

どうしても解決しない場合は弁護士に相談して話をしてもらうという方法もあります。

但し、着手金などが必要になりますので、自分で対処できなかった場合で金銭的に余裕のある人には良い方法だと思います。

ただ、退職するのに弁護士に言ってもらった人は今まで聞いた事がありません。

退職の願いを出しているのに、退職させてもらえない様な場合は有効な手段だと思います。

退職の願いを出すだけならば、お金の有る無しにかかわらず、他の方法をお勧めします。

労働基準監督署に申請する

内容証明郵便で退職の願いをした場合は、2週間後から会社へ行かなくても良いという事になりますが、それでも会社から出社するように催促が来たり、電話がかかってきたりした場合は、労働基準監督署へ申請しましょう。

労働基準監督署は労働法の違反を取り締まる機関ですので、申請するときはどういう法律に違反しているかをはっきりさせる必要があります。

退職の願いが受け入れられない場合は労働契約法違反、退職願を出して2週間経過した後に仕事をさせようとした場合は、労働基準法の強制労働に該当します。

労働基準監督署では、「申請に来ました」と言えば話を聞いてもらえます。

話をする前に、具体的にどの法律違反なのかは自分で調べて言った方が、話はスムーズになります。

労働基準監督署も仕事でやっていますので、意思表示が曖昧な場合は、まともに取り合ってもらえない場合があります。

退職は自由にできる

会社との雇用契約が期間の定めが無い場合=正社員雇用の場合は、従業員は退職の申し出をしてから2週間、でいつでも辞める事ができる旨労働法で定められています。

但し、雇用契約が有期契約社員で3年などの期間が決まっている場合や、派遣社員で期間が決まっている場合は、表向きは期間中正当な理由がないと辞める事ができません。

辞めようとした場合は、かなり強く引き止められますし、「損害賠償請求する」などと言って脅される事もあります。

しかし何か理由が有り、働く意思が明らかに無くなった場合は、期間の定めがある契約社員や派遣社員でも最終的には退職が認められますので、このまま続けると心身が壊れてしまいそうな場合は、会社に申し出てください。

会社に申し出ても応じてもらえない場合は、会社外部の労働組合に相談する事をお勧めします。

そして、こういう辞め方をした事を理由に損害賠償請求などされる事は、まずないそうです。

まとめ

上司が怖くて会社を辞めると言い出せない。

だけど絶対に辞めたい場合は、上司に言う以外にも方法がありますので、心配は無用です。

最終的に労働の意思が無い人を働かせる事はできませんので、辞めたい時はいつでも辞める事ができます。

但し次の職場に行った後々の事を考えるならば、自分で手続きをしっかりして辞めた方が良いです。



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