今回の記事は、30代職歴なしでアルバイトや無職(ニート)でも、就職成功する秘訣です!
「現在、アルバイトをしているが今後安定な職につきたい、年収をアップさせたい。」
「現在ニートで、なんとか自立した生活をしたいが、何をすればよいか分からない。」
と悩んでいませんか?
そんな方のために、職歴や学歴がなくても就職成功できる秘訣を、順を追ってご説明致します。
まずは自分の好きな事を見つけましょう
この副題を読んで、「そんなの分かっているよ!それが見つからないから困っているんじゃん。」という声が聞こえてきそうです。
そんな方のために日常生活の中から好きな事=仕事になる事を見つけられる秘訣をお教えします。
好きな事=仕事(お金)にならない現実
様々な機会があり、引きこもりの方のお宅に行く事も多いのですが「好きな事はなに?」ときくと、大多数の人が「ゲーム」と返してきます。
「好きなゲームで、仕事になったらいいんですけどね・・」なんて会話する事もしばしばです。
しかし、ここには明確な勘違いがあります。
この「ゲームが好き」というのはあくまで「消費者」の立場であるという事です。
「消費者」と「生産者」というのはどちらかというと経済学的な用語ですが、心理学の立場からしても「消費者=受動的」「生産者=能動的」と明確に違います。
よく子供が、「大きくなったらケーキ屋さんになりたい」と言うのを耳にしますが、これは、「ケーキが食べたい=消費者側」と「ケーキ屋さんになりたい=生産者側」とが混同されているのです。
先ほどのゲームの話に戻せば、ゲームを作る=「生産者」になるというのは本当に大変です。
まずその世界観の構築から背景、キャラデザインなど、RPGであれば一本のアニメ映画を作るようなものです。
また操作性や難易度設定など、消費者側が心地よくゲームを進めるための配慮がなされ、プログラムを組みます。
プログラムもバグ取りなど非常に大変な作業もあり、ゲームクリエイターやプログラマーは、発売間近は寝る暇もない、というのは有名な話です。
このように、「仕事をする=お金になる」というのは明らかに「生産者」の立場であり、そこは明確に「好きな事をする=消費者側」とは明確に区別してください。
もちろん、趣味(消費)が高じて職になる場合がないわけではありませんが、高度な生産性や技術、専門性が伴っている場合です。
好きな事=今できている事から見つめる
「好きな事」を探そうというと、いまから何か趣味を始めようか?など考え始め、結局何もせずに終わるという経験はないでしょうか?
一番簡単な事は「今できている事から探す」という事です。
今、24時間中で自分が何をしているか考えてみてください。
その中で何か自分ができていると思える事をどんな簡単な事でもよいから探してみてください。
例えば、
・一日中ひきこもっているが、部屋の掃除と食事だけはきちんと取れている。
・SNSへの書き込みはまめにやっている。
・コンビニでアルバイトをしていて、道を聞いてきた人に親切に応対できた。
などなど、以外にあるのではありませんか?
これらは、好きな事、嫌いな事など頭で考えるより先に「すでにもう行動できている事」を示しています。
この中には、将来本当に「好きだと思える」事のヒントが隠されています。
また、いざ実行しようと思った時には、苦もなくそれが行動に移せます。
何しろ、それはもう「すでにできている事」なのです。
好きな事のフレームを大きくする
「好きな事」というと皆さん、どんなイメージでしょうか?
「とにかく熱中できる事」「人から言われないで自主的にやっている事」などでしょうか?
ここでは、もう少し枠組みを広げて以下のように考えてみましょう。
「人と接するのが苦ではない」「ありがとう、といわれるとうれしい」「ゲームに熱中していると食事も忘れて没頭している」「自分で色々考えているのが好きだ」「アルバイト先に、バイクで行く(運転している)のが楽しい」などなど。
「好きな事」というと、特定の専門的なものや技能的なものをイメージしがちですが、日常できている事、苦にならない事、好きな体験、良いと思える自分の性格などに、枠組みを大きくしてみましょう。
そうすれば、きっと日常生活の中でも「好きな事」が見つかります。
そして、その中から将来自分のできそうな職種ややりがいの持てそうな仕事を選んでみてください。
「好きな事」に就職しなければいけないか
ここでは、「そもそも、自分の好きな事を職にしなければいけないのか?」という事についてご説明します。
私の結論は、「はい、そうです」となります。
誰でもできる仕事が消える現実
就職先としての「花形職種」はなんでしょうか?
これはずばり「一般事務職」です。
面倒な顧客対応もしなくてすむし、体力的にもきつくない、専門的なスキルが必要ないという事で、人気の職種です。
そのため、この職種のみ極端に有効求人倍率が低く、買い手市場です。その真逆なのは、「介護職」です。
ただ、この事務職、今後さらに「高値の花」になってしまいそうです。
というのは、銀行業でIT化が進んで、今後一般店舗を減らしATM化を進める事が決まっています。
つまり、市場には優秀な一般事務職(銀行の事務職は、事務の中でもトップクラスの学歴、職歴をお持ちです。)が多く流入してくる事になりそうです。
こうした例をだすまでもなく、現在IT化が非常に急速に進歩しており「誰でもできる仕事」は、これから急速に減少していく事になると考えられます。
ですので、自分なりの個性やスキルを見つけて生きてゆく時代になったのです。
そのためには、自分の「好きな事」や「得意な事」を見つけてそれを伸ばしてゆくという事が必要です。
モチベーションやストレス耐性の問題
最近、モチベーション=「やる気」という言葉を良く耳にします。
もちろん、「好きな事」ができていればモチベーションが高いのは言うまでもありません。
誰でも「好きな事で就職できたらな」と思うのはこういった理由でしょう。
ただ、「好きな仕事」ができているからといっていつもハッピーなわけではありません。
顧客側の要求もありますし、面倒な社内関係もあります。
好きな業種や職種でも、上司が嫌いといった事は少なからずあるのではないでしょうか?
ただ、そういった困難な場面に直面した場合でも、「好きな事」ができているという実感は、あなたに強いやる気とストレス耐性をもたらしてくれる事でしょう。
また、もし仮に現在の職場がブラック企業であったとしても、自分の好きな事は自分で獲得できているスキルでもあります。
さっさと転職してしまい、別の会社で自分の力を発揮すれば良いだけのことです。
就職を決意したら行う事
就職を決意したら、まずは前節も参考にして「自分の好きな事」を見つけてみましょう。
ここでは、実際の決意した後から就職活動前までのステップをご紹介します。
まずは、現状維持
就職を決意したからといって、すぐに現在のアルバイト先をやめたり、急激な行動は避けるようにしてください。
現状で生活できているという事は、何らかの形で生計が成り立っているという事です。
特に働き口である、アルバイトやパートは不安定ながらあなたの大切な収入源ですので、なるべく継続させてください。
就職成功までの工程表を書こう
おおざっぱでもよいので、自分のやりたい業種、職種が決まってきたら、それに就くために必要なスキルを書き出してみましょう。
もしかしたら、特殊な免許などが必要な職種の場合、その免許が取得できるまでの期間や金額について算出してみてください。
30代というと、かなり就職という面であせってくる時期ではあります。
実際、年齢制限がかかってくる職種や求人も出てきます。
ただ、自分のやりたい事が見つかったのであれば、まずはそれを大切にすべきです。
落ち着いて計画を立てて見ましょう。
現在、様々な職種に関する専門学校や教室は多く存在しています。
夜学なども開校している事が多いので、自分で調べてみるとよいと思います。
自分のスキルを磨く
自分のやりたい事や好きな事がみつかっていれば、それを伸ばす努力をしてください。
特に、アルバイトなどで時間がない場合でも、1日2時間程度の時間は捻出してください。
その時間を使いしっかりと就職ために必要なスキルを磨きましょう。
アルバイトの場合、必要な生活費のためいくつかバイトの掛け持ちを行っており、自分の時間が持てない、というような場合もあるかもしれません。
ただ、その場合でも2時間は「自分の時間」を確保してください。
場合によっては、少しバイトを控えるという事も考えてみてください。
将来のために必要な事です。
無職でニートの方は、なるべく生活にリズムがつくように心がけてください。
なるべく決まった時間に外に出るように訓練します。
簡単なバイトなどあればぜひ挑戦してみましょう。
やりたい事にもよりますが、パソコンや英語のスキルは比較的どの職種でも必要となります。
教室に通ってみるなりして自分のスキルを磨いてみてください。
決まった時間に外出する訓練にもなります。
就職活動のノウハウ
さて、いよいよ実際の就職活動です。
これまでがんばってやってきた事を存分に発揮してみましょう。
ここでは、就職活動のノウハウをいくつかご紹介します。
就職活動は一人では行わない
正社員のための就職活動は、アルバイトと違って書類審査や面接、適正試験などがあることが一般的です。
あなたにどれだけ熱意とやる気があろうとも、社会人としての最低限のマナーや常識がないと、問答無用で落とされてしまいます。
履歴書の書き方や面接対策も含めて、民間の転職エージェントや公的機関であるハローワーク(職業安定所)なども活用しながら就職活動を行いましょう。
どちらも、就職先の斡旋のみならず、履歴書の書き方、面接指導なども無料で行ってもらえます。
ただ、無料だからといって手を抜かないでください。
民間の転職エージェントは、「この人は本当に将来使える人材なのか?」を見極めようとしています。
あなたのやる気と熱意が伝わらなければ、エージェント側も本気では動いてくれません。
また、最初から残業時間や有給休暇の事ばかり聞くのもあまり適切ではありません。(もちろん大事な事なので、最終的にはしっかり確認します。)
まずは、仕事に対する熱意ややる気を前面に出しましょう。
落ちてもあまり落ち込まない
一社落ちてもあまり落ち込まないようにしましょう。
特殊な職業でも、働き口は多く存在しているものです。
落ちても、あまり気にする必要はありません。
特に就職活動の場合、採用側は「どこがダメで落としたのか?」ということを開示してくれません。
お祈りメールか手紙が一通くるだけです。
これは本当に困った事で、就活者は「自分がどうして不採用だったのか?」というフィードバックを受けられません。
そのため今後に生かせないばかりか、面接の態度が悪かったのか?内容が適切でなかったのか?など悩んでしまうのです。
ただ、会社側に在籍していた立場でいうと、審査はそれほど厳密なものではないのです。
はっきりいって社長のフィーリング(趣味、好み)みたいなもので決まっている場合もあります。
ひどい場合は、すでにコネによる採用が決まっているにもかかわらず、形だけ採用試験を行うといった会社もあります。
ですから、落ちたからといってあまり気にしないで、縁がなかったとだけ思い、次に切り替えましょう。
ちなみに、私の新卒での就職活動の成績ですが、120社書類選考、10社面接、1社内定でした。(1社決まった時点で、もう力尽きました・・)そんなものです。(ちなみに1999年の超氷河期入社です。)
まとめ
最後にもう一度要点をまとめておきます。
・まず自分の好きな事、できている事(日常生活のちょっとした事で)を見つけよう。
・自分のやりたい職種や業界を選んで、必要なスキルを身につけるため勉強をしてください。
・就職活動は、一人より民間の転職エージェントや公的機関(ハローワーク)などの支援を活用しましょう。
いかがでしたか?30代というと、確かに将来に対して色々不安に感じてくる年頃です。
20代ほど体力もないし、年齢制限にひっかかる求人も出てくるのが現実です。
しかし、考え始める必要はありますが、あせる必要はありません。
スキル向上や資格取得のために2年~3年勉強するという事でも問題ないと思います。
ぜひ、じっくりと自分の進むべき道を模索してみてください。