精神的にきつい時はコレ!心を開放させリラックスできる考え方や心理学

仕事をしていれば、「きつい」「つらいなあ~」と思う事は多々あります。

そうした時にどうすれば楽になるのか?という事は誰もが知りたい事ではないでしょうか

ここでは、様々な心理学的側面も取り入れながら、心を解放させ、リラックスできる方法を解説していきます。

心を解放させリラックスできる考え方

リラックス2ここでは、心を解放させリラックスできる「考え方」について解説します。

「考え方」というのは、脳内での思考回路を使って、という事になります。

もし、この章を読んで「そんな事は分かっている、だけどつらいんだ!」と思った人は、ぜひ次の章も読む事をお勧めしておきます。

「自分は自分でよい」と考える

「自分は自分で良い」と思える事はとても重要です。

「自分は自分で良い」と思えない、という事は、他人と比較してしまう、という事を表しています。

例えば、同僚が自分よりも先に昇進した、同じ仕事をやっているのに○○の方が上司に気に入られている、隣の部署の方が給与がいい、などなど例をあげればキリがないでしょう。

このように他人との比較を始めてしまうと基本的にはキリがありません。

どこまでいっても、不安や不満が募ってしまいます。

このような場合、どういう「考え方」をすればよいのでしょうか?

このような場合、少し客観的な視点でメリット、デメリットを観察してみましょう。

「昇進したけど、仕事が倍になって、とても大変そうだな・・」

「あいつの方が給与高いが、自分もそれほど悪くない。暮らせていけて、貯蓄もできているのであせる必要はないか。」

「上司に気に入られているけど、尻ぬぐいもさせられて、こんな関係性はごめんだ・・」

などなど、デメリットも出てくるのではないでしょうか?

このように、少し視点を変えてみる事を「リフレーミング」と言います。

これを進めてゆくと、「他人をうらやんだり、比較するよりも、自分が満足できるか?が何よりも重要なのだ!」という事に気付くことができるでしょう。

そうすれば、かなり気が楽になりますよ!

「誰とでも仲良くなくて良い」と考える

会社の「ツライ」を代表する原因の一つは、「人間関係」ではないでしょうか?

もしかしたら、「なるべく仲良くしなきゃ」とがんばり過ぎてしまい、精神的につらいという事はないでしょうか?

このようにがんばり過ぎてしまう人は、「誰とでも仲良くしなければ」と考えていませんか?

利害の一致しない相手と無理に仲良くする必要はありません。

むしろ仲が悪くて当然なのだ!と考えてみてはいかがでしょうか?

例えば、恋愛の三角関係で同じ人を好きになってしまったとします。

そのような場合、どんなに表面上は笑顔を作ってみても、心の内面は嫉妬や恨みで充満しています。

そうです、仲良くする事など不可能!と考えても良いのではないでしょうか?

もちろん、職場ですので「口も聞かない」などの行為は控えるべきです。

業務の支障が無い程度に関係性は継続させる必要がありますが、不必要に仲良くする必要はありません。

自分にとって、重要な人間関係なのか?、どうでもいい関係なのかを取捨選択して、どうでもいい関係性であれば「仲悪くて問題なし!」と割り切る事も時には必要です。

だいぶ、気分が軽くなる事でしょう。

「苦手だなあ~」を軽減させる考え方

自分にとって重要な人間関係なのに、「この人苦手だなあ・・」と思う事はないでしょうか?

これが、上司―部下の関係性であれば、その悩みは深く、精神的に「キツい」状況になってしまいます。

こうした「この人苦手だなあ・・」という感情は理屈ではありません。

見た瞬間か、二言、三言会話しただけで、そう思ってしまった、という事はないでしょうか?

間違いなくですが、向こうも同様に「この人苦手だ・・合わない」と思っています。

ですので、お互いのコミュニケーションのパターンを少し変えてみる必要があります。

コミュニケーションというのは、非常に微妙で精緻なものです。

会う何十mも前からその緊張感は伝わります。

会って、話しかける時の視線(目が泳いでいませんか?)、声を掛ける時の声色、強弱などからすでに、コミュニケーションは始まっています。

自分も苦手と思えば、相手も「来たな・・・」と身構えています。

これは、どういった身分の差があっても同じです。

感情面での関係性はフラットなのです。(行動や結果は大きく違いますが。)

このような場合、なるべくその人の「良いイメージ」を頭に思い浮かべると良いでしょう。

例えば、楽しく談笑しているところとか、長所と言える部分を具体的にイメージしてみるとよいでしょう。

良いイメージを脳内に浮かべるだけでも、先ほどの目線やしぐさに微妙な違いが出てきます。

これがいわゆる「バタフライ効果」で、会話や結果に大きな効果を生み出す場合もあります。
(怒られる・・・と思って行ったら、怒られないで済んだ、というような事もあるかも)

ただ、セクハラやパワハラなど明らかな相手側の不法行為に無理矢理会わせる必要はありません。

むしろ行動を助長してしまいます。

毅然と対応しましょう。(前節の、不必要な人間関係です!)

「失敗したらどうしよう・・」を軽減させる考え方

多くの人は、重要な会議でのプレゼンや顧客との面談では「緊張」します。

「緊張」する理由は、「どうしたら相手に分かってもらえるか?」よりも「失敗したらどうしよう~」と不安が募っているからです。

このような場合どうしたらよいのでしょうか?

まず一つは、「こういった場面では、緊張してあたりまえ」と考えましょう。

誰もが緊張するのです。

ですので、あなたが特別なのではありません。

まずそう考える事で、気持ちがスッと楽になる事でしょう。

もう一つは、「失敗したら・・」と考えるのではなく「自分がこの場所でやりたい事ができるかどうか」に注力しましょう。

そうすれば、自分のみに集中できます。

また、「他人からどのように見えているか?」という視点は常に「不安」を呼び込みます。

他人からどのように見えているかはこちらからは制御できないからです。

そうではなく、自分がやりたい事をやりたいようにやるにはどうすればよいか?というある意味「自己中心的」な考え方でのぞみましょう。

結果論として、その方が相手にも好印象を与え、交渉事などもうまく運ぶ場合もあります。

過度に緊張する方は、どちらかというと「相手の気持ち」を考えすぎて疲弊してしまうタイプです。

たまには、自己中心的に振る舞ってみましょう。

無意識に働きかける、心を解放させる方法

無意識領域心を解放させる考え方やリラックスできる考えを前章で述べてきました。

ただ、頭では分かっているのに、どうしても状況は好転しないし、精神的につらい、という場合もあります。

そうした場合、もう少し「無意識」の領域に踏み込む必要があります。

ロジック(意識の領域)で考えてもダメな場合がある

心理学では、ロジック(論理、理性)とエモーション(感情、欲求)という言葉があります。

私たちはいつも使っているのは、主にロジックですね。

前章のリラックスできる「考え方」は正にロジックです。

エモーションとは言葉にできない感情面です。

大好きな人に抱擁されて胸が熱くなった、人に愚痴を話したらなんだか気持ちが楽になった、というのはエモーションに対する働きかけです。

基本的には、このロジックとエモーションの両方が癒やされ理解されないと、本当の精神の変容(本当の意味での変わる事)は起きないとされています。

日本語には便利な言葉があります。

「○○という言葉はスッと腑に落ちた。」という表現です。

これはまさに、ロジックとエモーション両方が満足された本当の「精神の変容」を表現しているのです。

この章では、少しエモーション(言葉にできない無意識への働きかけ)をご紹介してゆきます。

無意識の領域に働きかける方法

リラクセーション法としての「簡単」な瞑想法を何回かご紹介してきました。

ぜひ以下の記事をご参考にしてください。

その他の内容も参考になりますよ!

この瞑想法では「半覚醒状態」という、半分起きていて、半分寝ている状態をご紹介しています。

この状態は、半分意識があるのでロジックが、半分意識がないのでエモーション(無意識)両方が働きやすい環境にあり、もっとも精神の変容が起こりやすい状態である、といわれています。

ですので、PTSDやうつ病、依存症など重度な精神疾患の治療として使われる場合もあります。

ただ、自宅でやるという場合、リラクゼーション程度に抑えておくのが肝要です。

リラクゼーションで使うだけでも、上手な人であればかなりストレス軽減や、つらい気持ちを癒やす効果があるはずです。

この「半覚醒状態」を使用した精神療法は多くありますので、もし興味ある方は専門家を訪ねてみるとよいでしょう。

ただ、法外な値段を請求する「えせ治療者」も多く存在していますので、気をつけましょう。

「人に話す」という効用

「人に話す」効用について、あまり知らない人も多いのではないでしょうか?

悩みや精神的につらい気持ちは、人に話して吐き出すだけでもかなりの効果があります。

不思議なもので、頭の中でそのことを考えたり、解決策を模索しても、エモーション(感情)面での癒やしは得られません。

人に話すという事が重要です。

ちなみに、動物(あなたのお気に入りのペット)に話しかけたりやノート(日記)に書き出すだけでも、やはり同じような効果が認められますが、やはり人に話す方が効果は絶大でしょう。(もちろん、人により個人差があります。)

ただ、注意したいのは、あまり上から目線で「ああすればよい。」「こうすればよい。」とアドバイスする人は避けた方がよいでしょう。

ただその人の話を黙って聞いて、「そうか、大変だったね。」と声をかけて慰めてくれる人がよいでしょう。

もし、そんな人は周りにいないよ、という人は心理カウンセラーに話を聞いてもらうとよいでしょう。

現在、様々な心理療法を標榜する人が増え、資格も様々なものがあります。

ですので、治療者のレベルや技量も様々です。

慎重に選ぶようにしましょう。

運動や芸術で昇華させる方法

精神的にキツい時は、そのつらい事は忘れて、運動をしたり、絵を描いたりしてみましょう。

特に「体を動かす」運動は、無意識に溜まっているストレスや吐き出したい感情などを癒やしてくれる効果があります。

また、絵画を描くのも同様の効果があります。

絵画療法(アートセラピー)というカウンセリングの一分野があります。

これは、主にまだ十分に言語機能が発達していない、幼児~子供に対して、虐待などで溜まってしまったつらい気持ちなどを表現し、癒やす効果を狙っています。(治療者は絵を見て解釈も行います。)

うまい、へたに関わらず、「絵を描く」という行為には、人の気持ちを癒やす効果があるのです。

現代人は頭で考える事に慣れすぎ?

瞑想現代人は、とかく、頭で論理的に考える事を子供の頃より教わります。

反面、感情面(エモーション)の働きについては、ほとんど学んだ事がないのではないでしょうか?

このような不均衡が、現代の様々な精神疾患の一因という言い方もできるでしょう。

「精神的につらい」という時は、頭で論理的に考えるのもよいのですが、少し無意識やエモーションの領域にも興味を持ってみる事をお勧めします。



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