あなたは、今
「転職を考えているが、どの転職サイトを選んでよいか悩んでいる。」
「経験やスキルがとぼしく、転職できるか不安だ。」
と悩んでいませんか?
今回の記事は、そういった女性の方のために、年齢や資格を気にしないで転職に成功する転職サイトの選び方をお教えします。
転職サイトのいろいろ
まずどんな転職サイトが存在するのか、簡単にご紹介します。
総合的に言える事は、近年、転職サイトも多種多様になってきました。
選択の幅が増える事は非常に好ましい事ではありますが、反面「どれを選んで良いのか・・」悩みも出てきたという事が言えます。
総合転職サイト
すべての年代、職種、業種を問わず扱っているサイトです。
転職業の大手が運営しており、その安心感はあります。
また、求人案件は非常に多いのがメリットです。
一般的な事ですが、非公開求人を多く持っている転職サイトの方がより良いと思います。
デメリットとしては、求人が多いだけに逆にこちらの転職目的(年収アップをねらう、勤務地を代えたいなど)や職種(一般事務だけでは絞りきれません)がはっきりしていないと、よく分からなくなります。
転職エージェントの方を使う場合も同様の事が言えます。
転職エージェントの方は、多様な業種の案件をたくさん抱えており、はっきりこちらの意思や熱意を示さないとうまく進まないでしょう。
個人的な体験ですが、一度電話で話したきり二度と連絡をよこさないという事がありました。
大手といっても、求人条件にうまく合致しない場合や熱意がない場合、ほっておかれる場合もありますので注意が必要です。
職種に特化した転職サイト
特別な免許が必要な職種(看護師、薬剤師、保育士など)や特定のスキルが必要な職種(例:広告・宣伝関係:イラストレーターなどのソフトが使いこなせるなど)に特化した転職サイトです。
最近、大手がこういった特定の職種に絞った転職サイトを用意しているので安心して使う事ができます。
あなたが、ある特定の免許やスキルを持っており、かつ今後それを生かしてゆきたいという事であれば、まずこれらの転職サイトを「第一選択」としてもいいと思います。
全体の求人数は、総合サイトには劣りますが、もちろん特定の職種に限っては非常に多くの求人を持っています。
また、その職種特有の悩みや課題などについても熟知されていますので、転職エージェントと話す際もスムーズに話が進みます。
女性に特化した転職サイト
最近は、女性に特化した転職サイトも増えてきました。
サイト自体もなかなか綺麗にできており、女性特有の悩みや相談事をコラムや連載として掲載もしているので、一度閲覧してみると良いかもしれません。
求人案件も、女性の方が優位な職種、業種(アパレル、化粧品など)が多いですし、それ以外の職種でも雇用者側が「女性向け」に出している案件ですので、産休、育休、など女性特有の諸問題に関しても理解や対応策があると考えてよいです。
不明点があれば、遠慮なく聞いてみましょう。
エージェントの方も、女性の方が多く在籍しているので、異性には話しづらいことなども、遠慮なく相談したり聞いたりする事ができます。
デメリットは、良くも悪くも「女性向け」という事です。性別関係なく、ある特定の業務やプロジェクトを任せたいと考えている雇用主の案件は取りこぼしている可能性があります。
その他転職サイト
それ以外にも、様々な転職サイトがあるので、もし興味があれば検討してみてください。
・うつ病や様々な精神・身体障害を抱えた方の転職サイト
国は、障害者雇用促進法において、企業に対して、雇用する労働者の2.0%に相当する障害者を雇用することを義務付けています。
それに伴い、こういった転職サイトも増えてきています。障害手帳などを持っている人はぜひ利用してみましょう。
・高額報酬を謳った転職サイト
中途採用で高額年収に特化した転職サイトです。
700万円~1000万円など、一般にはあまり見かけない年収の案件があります。
高額報酬ですが、仕事内容は高い専門性やマネージメント能力が必要な仕事が多いです。
もし、自分のスキルに自信があればぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
意外に見落とされるハローワーク
意外に見落とされがちな、公共の職業安定所(ハローワーク)です。
「失業したら行くところ」のような漠然とした感覚でいる方も多いと思いますが、もちろん転職でも使えます。
公共だけあって求人案件も多く、普通の転職サイトではあまり見かけない案件も結構あります。(特に公共施設や国や地方公共機関の求人案件は、ハローワークが多いです。)
ハローワークに行くのがためらわれる方にも、現在では登録なしでインターネットから簡単に求人案件を閲覧できます。
だいぶ利用しやすくなっていますので、ぜひ利用をお勧めします。
転職サイトの選び方
ここでは、いよいよ転職サイトの選び方について順を追ってご説明します。
履歴書に書くような資格やスキルがなくてどのような転職をしたらよいか悩んでいる方にも、丁寧にご説明します。
転職目的を明確にする
まずは、自分の転職目的を明確にしましょう。
別に一つでなくてもよいです。
ただ二つ目的がある場合は、どちらを優先させるか優先順位を付けておきましょう。
一般的な転職の目的は以下のようなものです。
・年収アップを目的とした転職
・労働環境の改善を目的とした転職(セクハラ、パワハラ、残業時間が長いなど)
・家庭やプライベートの変化(結婚して引っ越す、親の介護が必要になったなど)
・自分のやりがいやスキルアップ(やりたい仕事ができた、スキルを身につけたい)
なぜ、転職の目的を明確にしなければならないかというと、これだけ転職サイトが増えてくるとかなりの情報過多になっています。
取捨選択ができるというメリットもありますが、反面「自分の意思」がはっきりしていないと、情報の波に押し流されてしまうという事にもなりかねません。
現代社会は、様々な情報を取捨選択して有効に活用してゆくスキルも必要となってきます。
スキルの棚卸し
自分のスキルを棚卸し、何か活用できるか考えてみましょう。
とはいえ、「これまで、たいした経験もしていないし、資格も持っていない。」という方もいらっしゃるでしょう。
スキルアップというと、何か資格を取らなくては、などと考える方も多いのですが、普段自分が何気なくやっている事柄からもスキルアップは可能です。
例として身近なエクセルのスキルをご紹介します。
レベル1:簡単な数字や文字を打ち込める。表が作れる。
レベル2:グラフや図の挿入、簡単な関数(統計関連など)を使いこなせる。
レベル3:ピボットテーブルなどを使いこなし、売り上げの集計、分析などができかつ
パワーポイントなどで簡単なプレゼンができる。
いかがでしょうか?レベル2までなら何とか・・と思った方は多いのではないでしょうか?
レベル3まで行くとかなり会社にとってもありがたい存在です。
私は、営業マンをやっていた事があるのですが、外出する事が多いため、売り上げの集計や分析をやっている暇がありません。
明日会議なので、5時以降に事務所に帰ってきて夜中までプレゼン資料をまとめている事もありました。
こういった時に、営業バックアップとしてこういった支援があると、かなりストレスが軽減されます。
一見、レベル2→レベル3はかなりハードルが高いように思われますが、そんな事はありません。
1日~2日の研修でほぼ使いこなせるようになります。
また、普段自分が使っているパソコンで少しこういった事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
もう一つ例をご紹介します。
・Web構築やその基本となるCSSファイル変更は難しいですが、新発売案内や会社のお知らせなどは比較的簡単にwebに挿入したり、削除したりできます。
HTML文書(web構築するプログラム)全体の構成はかなり複雑で勉強も必要ですが、文章の入れ込みなどは比較的簡単にできます。
会社においては、比較的急ぎでWebにアップしたり削除したりということは頻繁に起こります。
こうした時に動ける存在はかなり助かります。
これらのスキルは「履歴書」に書くとかなり効果を発揮するスキルです。
このようにあなたの身近にも簡単なスキルアップのネタが埋まっているかもしれません。
これを機会に探してみてはいかがでしょうか?
「女性ならでは」を活用しよう
「女性なので・・」あなたはこの後、どんな言葉を入れますか?
ネガティブな言葉を入れてしまった方はいませんか?
女性なので、産休・育休がある(キャリアに断絶が起きる)、ガラスの壁がある(女性なので管理職や役員になりにくい)など、この手の話題は多く見かけます。
確かに、そういった課題は多くあり、解決していかなくてはいけないのは確かです。
ただ、ここで「女性なので・・」の後にポジティブな言葉をいれてみましょう。
あなたはいくつ入れられましたか?ぜひ、5つは考えてみましょう。
現在、女性優位で活躍できる職種はたくさんあります。(看護師、薬剤師など)
また、現代社会で消費動向の鍵を握っているのは男性、女性のどちらかといえば間違いなく女性であると言えます。
これは、10代~70代すべての年齢層でいえます。
女性ならではの感性やアイディアは、市場の消費動向ともシンパシーが高いともいえるのです。
あなたも女性ならではのスキルや転職のための武器を手に入れてみてはいかがですか?
転職サイトは複数登録すべし!
転職の目的や課題、スキルの棚卸しが終われば、いよいよ転職活動を開始です。
ここで大事なのは、転職サイトは複数登録する事です。
先ほども申し上げたように、転職サイトによってメリットデメリットがあります。
それを補うためには、複数登録するのが一番よいでしょう。
・総合転職サイト
・性別や職種、スキルに特化した転職サイト
このように、案件の多い総合転職サイトで全体を俯瞰しながら、個々の目的の職種やスキルで案件を探すのが最も効率的と思われます。
転職エージェントは、どちらかというと職種に特化したエージェントの方がよい場合が多いです。
また、女性特有の悩み(育休によるキャリアの断絶が心配など)が明確な場合は、女性のための転職サイトなどで、女性エージェントに相談してみるのもよいと思います。
どちらでも大事なことは、転職の目的が明確であること、スキルや希望の職種、働き方がある程度決まっている事、転職の熱意がある事です。
残業時間や有休については、とても大事なことですが、あまり先にそればかり述べ立てると印象が良くないので、まずは仕事に対する熱意を伝える事が大事です。
まとめ
以下に内容を要約します。
・転職の目的を明確にしましょう。
・スキルの棚卸しをしながら、自分のスキルを磨く努力をしましょう。
・転職サイトは、「総合転職サイト」と職種や女性に特化した「専門転職サイト」の複数に登録し、有効に活用しましょう。
いかがでしたか?ぜひ、自分にあった転職サイトやエージェントに出会い、すてきな転職を実現してください!