人事部への転職に有利な資格や面接で受かる志望動機

あなたは、

「今の仕事から未経験だけど人事部への転職にチャレンジしてみたい…。」

「人事に転職したいけど、どうすればいいんだろう…。」

「人事部の面接で受かり易い志望動機や有利な資格を知りたい…。」

このような悩みがあるはずです。

人事部への転職には、いくつかポイントがあり、そのポイントを抑える事で転職成功の確率がグッとアップするのです。

そこで今回は、人事部への転職に有利な資格や面接で受かる志望動機を紹介しまし。

まずは「何故人事部を希望するのか」です

今までに何年間かのスキルを身に付けた上で、仕事の部署を変えて人事部を希望されている。

ということは「以前の部署に不満があって変わりたい」という事になります。

現在または以前の部署のどういうところが不満なのかを考えてみてください。

例えば、営業部に在籍していたなら、お客様に会うのが苦手だから。業績という数値目標を追いかけるのが苦痛。外に出て仕事をするより、内勤で仕事をしたい。

経理部に所属していたなら、毎日数字を見ているのが嫌。完璧に出来て当たり前で、ちょっとミスをすれば怒られる。

技術部門に在籍していたなら、自社の商品に自信が持てない。新しい発想での物作りに限界を感じている。などです。

自分自身が現在置かれているポジションから人事部という限定した部署に変わりたいという理由です。

出来れば、実際に箇条書きにしてみてください。

実際に箇条書きにすることで、あなたが何故人事部に転職を希望しているかや、転職するにあたっての問題点が洗い出されます。

面接担当官の思考

何故このような事を考えていただいたかというと、実際に転職を希望されて面接に行かれたとすると、目の前に座っている面接担当官は上記のような事や、皆さんが先ほど箇条書きにされた事と同じ事を考えています。

何故この方は人事部を希望されているのだろう?です。

入社された後で「思っていたものと違う」と退職されてしまうと、会社は募集に掛けた費用と退職されるまでの間に掛けた教育の労力や時間を無駄にしてしまいます。

また、貴方を採用した事で不採用になった方がおられますが、それじゃ代わりにその方を採用する、などという事はできません。

また0からお金と時間を掛けて採用活動を行う訳ですから、ミスマッチは一番ロスとなってしまいます。

ですから、それを防ぐためにも「何故人事部なのか?」を一番確認したいところです。

営業部にいた方が、お客様に会うのが嫌になって人事部を希望しているのだとすれば、人事部は営業並みに人と接する事が多いのです。

目標数値を追いかけるというところも、採用人員は勿論の事、ナビシステムによるエントリー数も目標を設定していますし、一回の会社説明会の参加人員にも目標数値があります。

人事部は採用だけが仕事ではありませんので、他にも様々な事柄に対して目標数値を置きその達成に向かいます。

営業であれば、現在少し目標から遅れていても、一発逆転の受注もありますが、非利益部門の人事部では遅れは許せませんし、多少のズレも最後まで尾を引いてまいります。

莫大な経費を採用や教育には投入いたしますので、目標数値達成には営業部より厳しいかもしれません。

社内で仕事をしている姿が楽に見えるかもしれませんが、社内にずっといる内勤社員は例外なくたまには外で誰の監視もなくノビノビやりたいと考えています。

そういった意味では営業職の方は、営業にいた頃と同じ不満を抱くかもしれません。

例でいうと、人事部員を増員するときに、自社の営業部社員から選択して補充するケースもあるくらい人事部と営業部は近い仕事と言えます。

経理部に在籍の方は、実は人事も営業も技術も総務も、今は求められるものは経理センスです。

数字から逃れる術はないのです。

技術部門に関しては、仕事の互換性はさほどないのかもしれませんが、自社の商品に自信が持てないのであれば、違うものを作っている会社に変われば済みますので、人事にという理由ではなくなってしまいます。

何を言いたいかと言うと、上記のような不満が理由であれば志望動機として面接官は「ノー」採点を下すはずです。

営業が嫌だと考える者に営業マンの採用を行い、教育を任せるということは出来ないでしょう。

数字が嫌いや目標達成のプレッシャーが嫌では人事は無理なのです。

それらは対面接担当者だけではなく、もう一度自分自身も振り返ってみて、本当に人事部を希望するのか?という事を考えてみて欲しいのです。

志望動機の考え方

人事部への志望動機ですが、前述したように今まで従事してきた職務に不満があり、人事の方が良さそう。というのが本当の志望動機であろうと、面接担当者の立場で考えたら採用は難しいでしょう。

「営業や経理に比べたら人事の方が自分に合っていそう」なんていうのも論外です。

自分自身でも良く判らないけどなんとなくそう思う、なんていうことに会社は賭けることはできません。

もっと言えば目の前の面接担当者の会社にも、営業部・経理部・総務部・技術部があるのですから、それらの仕事から逃げるような部分を見せることは大きなマイナスです。

本来であれば、現在まだ未経験の一部署に拘った転職活動は無理があります。

面接担当者も、自社に魅力を感じて一緒に働きたい、という方を求めているのは当然です。

とにかく人事をやりたいから、ということで会社を探しているという方に興味を持てないのもしょうがありません。

ではどうしたらいいのか?「諦めなさい」ということではありません。

前述のようなことを面接担当者が考えるという事を充分に踏まえた上での志望動機です。

やはり今面接を受けている会社そのものが志望動機であることです。

その会社のヴィジョン・将来性・商品・考え方に強い魅力を感じるかどうかです。

会社そのものに強い魅力を感じるのであれば、それを創りだしている営業も経理も技術も全ての部署をリスペクトできるはずです。

『会社の一員としてどんなことにも全力で取り組みたいと思っています。』

『そして将来的にはその御社を支えている人財に関わる仕事に携わって行く事が目標です。』

『将来的にそのような仕事ができるよう、現在はメンタルヘルス・マネジメントやビジネスキャリア・社会保険労務士などの資格の勉強も始めています。』

というような事を、演技ではなく本当に思える会社を選びましょう。

基本的には配属に関しては適材適所ですから、本人の適性を見ながら選んでもらうものです。

会社によっては、初めからいきなり人事に配属をしない会社もあります。

しかし、面接時での貴方の希望や考え方は記録されていますし、何より今面接を行っている担当者が自分の上司になる訳ですから、その人に強力にインパクトを与えている方が、いざ人事部に増員という事態が起きた時に優先される可能性が高まります。

上述のような資格も彼・彼女なら?と頭をよぎるでしょう。

未経験からでもポイントさえ押さえれば人事部への転職は成功します

最後に繰り返しますが、やはり志望動機は会社そのものになるべきです。

会社に魅力が持てなければ、その会社の人事という仕事にも絶対に魅力を持つ事は出来ません。

そしてその中で本当に人事部で仕事をしたい。

という気持ちが消えないのであれば、それに向けた努力・勉強を続けることです。

人事という一部署に就職するのではなく、会社そのものに就職するのですし、その考え方を持つ事が目の前の面接担当者に貴方がなる手段です。



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