職場の人間関係で女性がストレスを感じる理由別の対処法

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女性の皆さんで、職場での色々なストレスがあり、辛い、悩んでいる、という方は多いのではないでしょうか?

ここでは、職場の人間関係を対象にして、ストレスを感じるその理由や対処法を探って行きます。

最大のストレスは人間関係

会社・職場での悩みは様々なものがありますが、その筆頭は何といっても「職場の人間関係」にあります。

あらゆるアンケートにおいても、悩みの筆頭は「人間関係」です。

それだけ、永遠のテーマと言ってもよいでしょう。

最近、特にクローズアップされている気がします。

どうしてなのでしょうか?

これは、個人的な意見なのですが、やはりコミュニケーションスキルの喪失だと思います。

最近の子供は、ゲームやSNSでのコミュニケーションは得意ですが、対面での対話などを苦手にしています。

ただ、学生時代というものは(大学も含めて)それほど気にしなくても何とかなるものです。(嫌ならば回避できますので・・)

ただ、社会人になったとたん、とても高度なコミュニケーションスキルを要求されるので、まったくついて行けない、というケースがとても多いように思います。

ですので、人間関係がストレスだ、上司との付き合い方が分からない、という人はとても多いように感じています。

ぜひ、そうならないように、今からでも遅くありませんので、対処方法を学んで欲しいと思います。

人間関係で女性がストレスを感じる時の対処法

人間関係で女性がストレスを感じる場面は多々あります。

ここでは、ストレスを感じる場面や理由別に対処方法を記載しています。

「今、これで悩んでいる!」という場合は、もちろんその項を参考にしてみてください。

それ以外でも、とても参考になりますので、ぜひ読んでみる事をお勧めしておきます。

上司との関係がストレス:男性の上司編

職場の人間関係において、もっとも重要でかつもっともストレスが溜まるケースが多いのは、「上司」との関係です。

いくつかの調査においては、日本では、管理職の内女性の割合はまだ2割にも満たないと言われています。

つまり、女性の皆さんにとっての「上司」は、多くの場合「男性」なのです。

これは、もちろんメリットとデメリットがありますので一概に良い、悪いは言えませんが、上司との関係性がうまく行かない場合は「異性」という事実は十分考慮に値する事項です。

異性、つまり男性の上司との人間関係を良好に保つ秘訣はその「距離感」です。

近すぎても、遠すぎても良くありません。

また、適切な距離感は、その人その人で違います。

これが正解という距離感はないので、自分の上司をまずはよく観察する必要があります。

「遠すぎる」という場合、つまり基本的には仲が悪いという事になりますが、少し言葉使いや態度に気をつけると良いでしょう。

男性はプライドで生きているような部分がありますので、普段の彼氏や旦那さんに言うような言葉使いや態度だと、いたく上司の「プライド」を傷付けている場合があります。

可能であれば、「褒める」を少し多めにして、上司のプライドを満足させてあげると良いでしょう。

「近すぎる」場合も、問題は発生します。

基本的には、仲が良い事になりますが、あなたにはその気がなくても、個人携帯の電話番号を聞いてきたり、プライベートな事を気にし出したら要注意です。

相手が、恋愛感情を持ち始めており、放置しておくと深刻なセクハラなどの問題行動に移行する場合があります。

「少し近すぎるかな・・・」と感じたら、少し冷たくあしらうなどの距離感を保つようにしましょう。

要は、仕事は仕事としてきっちり関係性を持って(親密性をもって)、プライベートはプライベートとしてなるべく話さない、介入させない、というきっちりとした「線引き」をする事が何よりも重要です。

仕事後の食事や「飲み」への誘いは、もちろん単なる付き合いで問題ない場合もありますし、下心が見え見えの場合もあります。

その辺は、上司をよく観察して適切な距離感を維持させましょう。

上司との関係がストレス:女性の上司編

自分の上司が同じ女性という方はいないでしょうか?

特に女性が多く活躍する職場、看護、介護、アパレルなどの業種の場合、その割合は高いかもしれませんね。

女性上司であれば、男性上司には理解されない女性特有の問題などにも理解がありますし、同性でやりやすいということもあるでしょう。

ただ、男性上司よりもかえってたちが悪い、という場合もあるかもしれません。

個人的な体験になりますが、私も女性上司に何人か仕えた事があります。(筆者は男性)

関係性が良い時は本当に良いのですが、感情がこじれてしまうと、なかなか修復が難しく、かつ仕事にまでもろに影響する、それも致命的レベルで、というのが率直な印象です。(あくまで個人的体験+印象です。)

男性上司の場合、あまり仲良くなくても、仕事は仕事としてある程度お互いに割り切りはできるので、業務に支障が出る事はまれでした。

ただ、その女性上司の場合、ある会議で少し方針に逆らうような事をやったのですが、それ以後もう、会議でなじられる、つるし上げられる、仕事をしていても罵倒される、仕事は指導しないで丸投げされる、といった感じで本当に辛い思いをしました。

結局部署は異動させられました。

多分その女性上司が異動させたのだと思います。

つまり、感情がこじれた時点で、ほとんど修復が効かずに、破綻まで突き進んだ事になります。(それでも5ヶ月ぐらいもったか・・)

ただ、今になって思うと、会社において女性上司は少ないので、誰かの管理方法を見たり学んだりできないという部分は多く、自己的な管理方法が目立つ人でした。(自分の気に入らない人でも、部下であればある程度平等に扱わなければならない、という発想自体なかったように思います。)

もし自分の上司が女性になったら、男管理職の中で孤軍奮闘している上司を、色々な面で支えてあげる参謀みたいな役割を演じた方が良いかもしれません。

男性には言えない、色々なストレスやつらさなども、同性のよしみで聞いてあげるとよいでしょう。

同性の年上同僚との関係がうまく行かない

部署が10人以上になってくると、上司1人では部下を教育・訓練できませんので、先輩方、ベテラン勢にその役割が回ってきます。

そしてそれが、同性のベテランという場合があります。

いわゆる「お局様」と呼ばれる人達です。

「お局様」との関係性がうまく行かない、という場合、どうしたらよいのでしょうか?

「お局様」と呼ばれる人たちは、いわゆるベテランで仕事自体は割とテキパキこなします。

ですので、ある程度優秀である場合が多いのです。

そのため、上司もいわゆる「新人いびり」をしていても、ある程度部署に必要な人材だと考えているので、あまりキツくしたり、左遷したりする事がありません。

つまり、程度の差はありこそすれ、「お局様」はある程度上司に認められた存在ではあるのです。(指導すると、なんやかんやうるさいので、黙認している・・という場合もありますが。)

お局様は、同僚の男性が、華やかな出世街道をひた走るのを、横目で見ながら、「ガラスの天井」(女性が組織内で昇進できない、見えない有形無形の壁)を感じてきた人たちです。

また、独身であれば、今後の結婚をどうするのか?出産はどうする?仕事は続けられるのか?などの不安を抱えながら仕事をしているのです。

そうです、その姿は、実はあなたの5年後、10年後の姿かもしれません。

反面教師として学ぶのもよいでしょうが、できれば明日からそうした事に思いを馳せながら「お局様」に接してみてはいかがでしょうか?

きっと、何かが変わる事でしょう!

社内での恋愛関係に巻き込まれた

男女が存在すれば、必ず起こってしまうのが、恋愛感情です。

もし、あなたが誰かを好きになってしまったのであれば、それは仕方がないことです。

ただ、例えば、あなたの事を一方的に好きになってしまった男性社員がいたら?

おまけに、その男性社員の事を、あなたの同僚の女性社員が好きだったとしたら?

このような、本人が望んでいないのに、勝手に恋愛関係に巻き込まれてしまう場合があります。

このような場合、どうすればよいのでしょうか?

恋愛感情というものは、感情的なものの中でも最上位に位置しており、理性面でどうにかしようと思ってもどうにもなりません。

ですので、なるべく距離を置く事が必要ですが、「好きになられてしまった」のであれば、それも難しいでしょう。

この場合、スッパリと関係性をあきらめましょう。

熱病にうかされている人達に、どんなにその気はない、誤解である、と論理的に説明しても時間の無駄です。

有形、無形の嫌がらせもあるかもしれませんが、全て無視しましょう。

業務に支障がある場合、遠慮なく上司に申告しましょう。

大事な事は、「何とか誤解を解きたい」「人間関係を円滑に良好にしたい」などと考えているとこちらのストレスが溜まるだけです。

物理的な距離は置く事はできませんが、人間関係としてスッパリあきらめれば、気持ちの面での距離を置く事ができ、かなり気持ちが楽になる事でしょう。

明日から、その人たちの声は、自然音(歩く音や機械の音)に近くなる事でしょう。

職場での派閥(グループ)から阻害されている

女性の皆さんは、同じ職場であまり関係性のない部署にも仲の良いランチ友達がいたりしませんか?

わたしの職場にも、いくつかのグループ(多くは年代別だったような気がします。お局グループ、中堅グループ、新人グループといった感じ)があり、3人~4人単位でよくランチや夜の飲み会(女子会)をしていたのを記憶しています。

こういった、会社の組織を外れたグループ(派閥)は、入ってしまえば居心地が良く、部署内では言えない愚痴や不満なども吐き出す事ができますので、とても良いと思います。

ただ、色々な事情で、派閥から外されてしまったり、そもそもそういった派閥に属する事ができずに、ランチを食べる人がいない、という場合は結構ストレスになる場合もあるかと思います。

ただ、あまり深刻に考える事もないと思います。

会社内の正式な組織ではありませんので、属していなくても「会社の仕事に支障が出る」という事はまずないでしょう。

会社は仕事をするところですので、仕事がうまく行っていれば、それ以上望む事はありません。

また、会社内の人間関係ですが、所詮「仕事をするためだけの集まり」と考えても良いでしょう。

私も会社を辞めましたが、関係性が続いている人は誰1人いません。

所詮その程度の関係性なのです。

そう思ってみてはいかがでしょうか?

ランチを誰かと食べたい、という場合、同じ部署の男性社員でもいいのではないでしょうか?

女性であれば、気軽に応じてくれると思いますよ。

また、1人で少し遠い所でランチするのも楽しいものです。

わたしも、ほとんど1人でランチしていた方ですが、あまり近いと職場の人と会ってしまい気まずいので、1人で遠い所まで行ってランチを楽しんでいました。

自分だけの居心地の良いお店を見つけるのは楽しいものです。

ぜひあなたも、そうしてみてはいかがでしょうか?

人間関係はどうしようもない時は、転職を!

これまで書いてきた対処法は、もちろん有効ですが、人間関係というのは実に複雑で、多様性にとんでいます。

ですので、もしどうしてもうまく行かない、これ以上ストレスに耐えられない、という場合は遠慮なく転職を選択してもよいでしょう。

「人間関係なんかで?」と思う人は、人間関係について稚拙な人です。

人間の悩みは、人間関係で始まり、人間関係で終わるのです。

それだけ、重要であり深刻な問題であるのです。

ですので、自分が「これ以上無理!」と感じるのであれば、転職を選択しても、恥ずべき事はありませんし、ぜひ明日からでも「退職」の準備を始めてみましょう。

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