「仕事にやりがいを感じない」「仕事が何か面白くない」と感じている方は意外に多いのではないでしょうか?
そうした場合に、やりがいを感じモチベーションを上げる11の極意を説明していきます!
言われた仕事を「自分」の仕事にする
大企業であればあるほど、自分の権限は狭まってしまい、上司や顧客からの指示によって仕事の内容はほぼ固まってしまいます。
このように言われたり、指示された仕事を「自分の仕事」とし、モチベーションを上げるにはどうしたらよいのでしょうか?
それは、自分なりに調べたり、創意工夫をしてみるという事です。
そうする事で、「言われた仕事」を「自分の仕事」とする事ができます。
自分の仕事となった時点で、「その仕事をクリアしたい!」というモチベーションが生まれてきます。
仕事をやりたい!楽しみたい!という気持ちが強くなるのです。
これは、何か素晴しいアイディアを考えついた、というような大層なものでなくてもよいのです。
自分なりに調べたり、少しやり方を工夫する程度でも容易にモチベーションを上げる事ができます。
ぜひ、試してみる事をお勧めします!
好きでもない仕事(職種)を楽しくする極意
「この部署だけは、来たくなかった・・」という事であれば、仕事のモチベーションは上がらない事でしょう。
このような場合は、どのようにモチベーションを上げればよいのでしょうか?
まず、どのような職種であっても仕事の根幹部分は同じであると考えましょう。
上司に相談し、仲間とともにミッションをクリアする。
報告書を書いたり、会議で発表したり、問題があれば上司に相談し、解決策を探ります。
そのため、将来どのような職種になろうとも、現在の仕事が無駄になる事はないでしょう。
また、前節で述べたように自分なりに創意工夫する事で、仕事のモチベーションは上がってきます。
これは、どのような職種であろうとも同じです。
自分がその職種を好きであるか、そうでないかもあまり関係ありません。
あまりその職種に先入観を持たずに、自分なりに仕事の仕方を工夫してみてはいかがでしょうか?
そうすれば、きっとモチベーションが上がってきますよ!
短期的な目標を設定しよう
どうしても「言われた仕事」をこなすだけになってしまうからです。
それを回避するためには短期的な目標を持つ事がとても大切です。
4半期、半期、通期で自分なりの創意工夫を盛り込んでみましょう。
これにとてもお勧めなのは「目標管理」です。
現在では、とても多くの会社に採用されています。
ただ、給与と連動した「業績給」の側面がありどちらかと言うと色眼鏡で見ている方もいるのではないでしょうか?
私の会社では、経営者があからさまに「人件費削減」目的で導入したため、どんなにがんばっても「部門間調整」の名の下に給与が下げられるという事例が多発し、社員全体に「また目標管理か・・どうせ何も変わりやしないよ。適当に書いておけ。」という雰囲気が蔓延していました。(役員クラスを除いて)
ただ、業績給から切り離して考えると、個人の目標を明確にする、という意味ではとても優れた制度になっており、記載するシートもかなり考えられた質の良いものでした。
もちろん、給与と連動していれば(かつそれが適切に運用されていれば)、これ以上のモチベーション向上はないでしょうが、まずは自分の短期目標を明確にし、仕事を創意工夫するだけでもモチベーションの向上に寄与します。
目標管理は上司も目を通しますので、「自分は今期、これをやりたいです!」と宣言するのにもよいツールとなると思います。
他人と比較しない
もちろん、「あいつがあれだけ頑張っているだから、自分も頑張らなきゃ!」とポジティブに考えられる人はよいのですが、どちらかというと「たいした事していないのに、なぜあいつだけ出世が早いのだ?」とネガティブな比較をしてしまう人も多いのではないでしょうか?
突き詰めて考えれば、仕事モチベーションというのは「自分がどれだけ楽しめるか?」という部分にあり、自分の心の内部から生まれてくるものなのです。
ですので、他人との比較は意味がないのです。
もちろん、他人との比較において自分が優位であれば、それは自己肯定感につながります。
ただ、会社においての「仕事ができる」という事は、非常にたくさんの要素があり、統一的な物差しでは測れません。
他人と比べて、自分が優位か?優秀か?などと考えているよりも、自分なりの仕事の楽しみ方を探る方がはるかに有益と言えるでしょう。
辛い時こそ、成長のチャンスと捉える
心象としては、仕事のやりがいどころの話ではなく、とても辛い思いをする事でしょう。
このような場合、「辛い時こそ、自分が成長するチャンスである!」と考えてみてください。きっと、心がスッと軽くなる事でしょう。
成長するためには、あきらめないでその辛い事に「直面」し続ける事が何よりも重要な事です。
やり続ける事により、解決法などが見つかってきます。
あきらめないでやり続けるには、あまり余計な事を考えない事。
頭であれこれ考えても、不安になるだけで何もよい事はありません。
自分のできる事をやったら、後は成すがまま、という感じで忘れてしまった方がよいでしょう。
ピンチを成長へと転換させる極意
だれでもピンチを望む人はいません。
つまり予期していなかったのです。
予期しなかった時に人間が陥る感情は「不安」です。
「同じようなトラブルが続くのではないか?」「自分には、才能がないのかもしれない」というのもすべて「不安」です。
そして不安は不安を呼び、より誇大的、妄想的になってしまいます。
このような不安をぬぐい去る極意は「自分から行動する」事です。
つまり自分のどこかを変えるのです。
なぜならば、予期できない事で不安になっているのですから、予期できる事、つまり自分の行動のみが、この不安を消し去る事ができるのです。
この自分を変える事によって、人は大きく成長する事ができます。
ピンチがクリアできたとき、人は一回りも二回りも成長できた自分を実感する事ができるでしょう。
コミュケーションを円滑にする極意
会社においては、1人でできる事は限られています。
同じ部署の仲間、上司、他部署など様々な人間関係が良好でなければ、仕事はうまく行きません。
仕事を円滑に進める上では、コミュニケーション能力を向上させる必要があります。
あまり、他人と話すのは得意でない、緊張する、と悩んでいる方はどうすればよいのでしょうか?
ここでお勧めなのが「アイコンタクト」と「うなずき」です。
「アイコンタクト」は他人と視線を合わせる事です。
他人と話すのが得意でないあなたは、人と会話する時にどこに視線を向けていますか?
アイコンタクトという行為はとても重要で、「あなたの存在を認めましたよ。」という意味合いがあります。
ですのでアイコンタクトが苦手という人は、すれ違いざまなどに、少し目を合わせるように訓練してみてください。
慣れてくれば「相手が今どのような気分でいるのか?」などの重要な情報も視線だけで分かるようになりますよ。
また、会話下手な人というのは、聞き下手という事もあります。
会話というものは、面白い話をするとか、そういったものだけで構成されているわけではありません。
言葉以外の身振りや態度がとても大事なのです。
ですので、相手が話している時に小さくうなずいたり(深く共感した場合、深くうなずく。メリハリをつけましょう)、「うん、うん」「なるほど~」などの細かいあいづちを打ってみましょう。
相手は「相手(あなた)は、話に興味を持って聞いてくれている。」という気分になるはずです。
何か話を盛り上げたり、冗談を言ったり、というのはとても難しくすぐにはできませんが、この「アイコンタクト」「うなずき」は明日からでもすぐに使えます。
ただ、やり過ぎると少し変な人に見られるので、メリハリを付けてやる事をお勧めしておきます。
上司との関係性を良くする極意
上司との関係性が悪ければ、仕事にも悪影響を及ぼし、やりがいやモチベーションに影響する事は間違いないでしょう。
もっとも嫌われる部下は、仕事のできない部下ではありません。
「言うことを聞かない」部下です。
自分の言った事を無視する、ねじまげる部下が最も嫌われます。
ただ、自分のやりたい事と上司の望んでいる事のベクトルが違う場合があります。
このような場合、上司の利益になるような事を盛り込む事です。
自分の考えた事が、自分の利益にもなる、そして部署、引いては上司の利益にもなるように工夫してみましょう。
また、仕事の進め方が合わない、感情的にどうしても上司と合わない、と感じる事があります。
こうした場合、間違いなく向こう(上司)もそう思っています。
あまり、近接するように努力するよりも、お互いに心地よいと感じる距離を取りましょう。
上司も、適切な距離感であれば、普通に接してくれる事でしょう。
ただ、感情が悪化して、様々な不利益を被るようであれば、あまりそこに留まる事はお勧めしません。
部署を異動するなり、転職も考えてもよいでしょう。
上司との関係性は、それほどの重大事なのです。
マルチタスクか集中型専門職か適性を見極める
マルチタスクとは、同時進行的に多くの仕事をこなす事ができる人です。
基本的には、管理職などの総合職に向いています。
管理職になった経験がある方はよく分かると思いますが、基本的に自分の仕事に集中できるのは、朝早くや夜遅くのみです。
日中は、部下からの問い合わせ、トラブル処理などに忙殺されるのが普通です。
逆に、一つの事に集中したい、一つずつ仕事をかたづけないと気が済まない、という気質の人は、集中型の専門職の方が向いています。
誰にもできない技能や能力があれば、それは管理職と同じぐらい会社にとっては重要な人員で、給与面でも厚遇されます。
こうした、自分の適性を把握しておくと、仕事のやりがいやモチベーションを維持できる事でしょう。
長期的なビジョンを持とう
自分の生き方を模索すると言い換えてもよいでしょう。
本当の自分の「人生軸」と、現在の仕事内容が異なる場合、すぐにはどうということはないのですが、長期的スパンでみると、次第に仕事のやりがいやモチベーションが低下してくる可能性があります。
長い人生の中では、人生の転機は2度、3度と訪れるかもしれません。
その時に備え、会社の外での様々な体験や技能を磨いておく事をお勧めします。
いざ、転職となったら、その会社ではプロフェッショナルでも、他の会社では素人同然かもしれません。
そう思って、自己研鑽を積むようにお勧めしておきます。
どうしても、やりがいが感じられないのであれば・・
そういった時は、一気に環境を変える、つまり転職するのも良いでしょう。
ただし、一点注意点があります。
その仕事がつまらない、やりがいがない、という状態はもしかしたら自分自身が生み出している、という可能性はありませんか?
そうだとしたら、いくら環境を変えても同じ事です。
自分自身が変わっていないからです。
もちろん、ある種の人間関係における諸問題は、どうしようもない時もあります。
また、パワハラ、セクハラ、サービス残業が横行しているようなブラック企業もしかりです。
そういった場合は、さっさと転職しましょう。
ただ、常に「この仕事のつまらなさは自分から来ていないだろうか?」と考える事はとても重要です。
転職は、あくまで慎重に判断してください。
まとめ:やりがいやモチベーションは与えられるものではなく、作り出すもの
楽しいだけの仕事など存在しません。
「働く」とは他人のために尽くして、お金をもらう事です。
自分のいいように動く仕事などないのです。
ただ、その限られた条件の中で、自分を鍛え、創意工夫をしてゆけば、おのずとモチベーションは上がってゆきます。
ぜひそう考えて、日々の仕事頑張ってください!